2013年11月12日火曜日

REGAL CLUB

日本のリーガルカード 
シンプルです

中国のリーガルカード 
"pride"の文字が"面子"をくすぐります。

【コレクション№】 043~045

【 名 称 】 REGAL CLUB
【発行元】 REGAL SHOES
【取得地】 日本、中国
【 機 能 】 ポイントカード


 日本の誇る優良靴メーカーREGAL

 上が日本のREGAL CLUBカード、下が中国のREGAL CLUBカード。日本のカードはシンプルで薄いプラスチック製、中国のカードはICチップも載せられそうな分厚いプラスチック製で、中国人の面子をくすぐる"Pride"の文字入り。メーカーは一緒でも御国が違えばカードデザイン/仕様も異なっていて面白い。

 因みに当時上海のREGALは欧州系の人達が住む新天地にあり、周りは高級車ディラーや西洋の高級ブランドが並ぶ一等地にあった。買い物したら袋を持って出口までお客を見送るなど、社員教育もゆき届いていた。

 スーツに合わせる男の靴は大きく分けてイギリス風、フランス/イタリア等のヨーロッパ風、アメリカ風の3種類に分けられると思う。イギリスものは癖が無くどんなシュチュエーションで履いても恥ずかしくないデザイン。ヨーロッパものは艶っぽい色気があり、独自の雰囲気があって格好良いのだが、履くシーンを選ぶ。アメリカは質実剛健といった感じで、サラリーマンが普段使いするにはピッタリのデザインだと思う。

 REGALは流行を意識したラインナップも作っているが、出処がアメリカ靴なので今でも定番シリーズはドッシリとしたアメリカ靴を作っている。価格はサラリーマンの可処分所得でも充分購入出来る価格帯であるし、昔ながらの製法で本物の靴を作っている。

 私が就職活動していた二昔前、どんな靴を買えば良いか迷っている私に「REGALを買っておけば安心だ。」と父は言った。今ではボロ靴を履いている新入社員に向かって「今度のボーナスでREGALを買え!」という私がいる。
 
メンテナンスの意義

 私はREGALの靴を数足所有している。そのほとんどが5年以上の選手達だ。REGALの靴は昔ながらの製法で作られているので修理が出来る。ヒールの減りは言うに及ばす、踵の中張りやソールの張り替え迄可能だ。市中で出回っている安価な靴は効率とコストダウンを追求した製法で作られている事が多いので、修理が出来ない。本物はグッドイヤーウエルト製法やマッケイ製法などを用いアッパーと底を縫い付けるが、安物はアッパーと靴底を接着剤で固定する。これでは修理出来ない。

 メンテナンスも重要だ。本物の靴を手に入れたとしても、メンテナンスしなければ当然痛む。メンテナンスと言っても大袈裟な事をする訳でなく、ブラッシングして靴クリームを塗り磨くだけだ。それも週一回など決めずに汚れた時にするだけでいいと思う。それだけで、何もしないより数倍長持ちするはずだ。

 メンテナンスのお意義はそれだけで無い。日頃メンテナンスしていれば、ソールの減りや傷など靴の痛み具合が分かり、すぐ対処ができる。そしてそれが長持ちに繋がる。靴に興味がない人でも、靴を自動車やバイク、キッチン用品に胃置き換えてもらえれば、メンテナンスの意義を理解してもらえるだろう。

 私はこのようにメンテナンスと修理して5年選手達を育てた。中には20年選手もいる。このまま育てて子供達に引き継ぐことがささやかな私の夢だ。

 価格訴求が横行しているご時世で、適正価格で本物を作り続けるREGALは老舗和菓子店の様に何百年と残って欲しいメーカーだ。



こんなカードもあります。


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